日本のマルシェとフランスのマルシェの違い は…
近年のクラフトやハンドメイド品のブームと相まって、日本でもマルシェは広がりつつあります。ただ、フランスのマルシェと日本のマルシェには違いがあるようです。大きな違いは、マルシェに対する考え方です。フランスのマルシェは、市民の日常生活の一部となっています。同じ日の同じ時間に開催されることから、市民の憩いの場でありコミュニケーションの場にもなっています。生産者と消費者も顔なじみになり、信頼関係が生まれます。
一方、日本のマルシェは不定期開催や開催日がまばらであり、イベントや短期催事に近いものになっています。日常生活の一部というよりは、非日常的な体験を求めていくものです。ただし、生産者と消費者が直接の接点を持つという点では共通しているかもしれません。
日本はフランスに比べてマルシェの規模が小さめです。日本では生産者が直接消費者に販売する文化が根付いていないため、出店数が限られるからです。日本でも、生鮮食品だけでなく、手作り雑貨やアート作品の制作者が気軽に出店できるマルシェが増えればよりマルシェは活発になるのではないでしょうか。
pikasoの呟き