美味したまごを食べながら・・・( ‘ч‘*)
いつ誰がたまごを食べ始めたのか!?と気になったので調べてみたよ。
【原始時代の日本では】
残念ながら、原始時代の日本において卵を食べていたという文献などは見当たりません。
狩猟により、鳥類の肉も食べていたことから、巣で見つけた卵も食べられていたのではないかと考えられます。
.
【日本の江戸時代には】
昔話では、天岩戸(あまのいわと)に閉じこもった天照大神(あまてらすおおみかみ)がニワトリの鳴き声で出てきた、という話がよく知られています。
私たちの生活に身近なたまごですが、食べられるようになったのは江戸時代頃からだと言われています。ニワトリは紀元前100年頃に朝鮮半島から伝わりましたが、日本は仏教の影響で肉食を禁忌する風習があり、ニワトリが産むたまごもなかなか食用とされなかったようです。
生命のカプセルである卵を宇宙や地球に見立てて、これを食べるのは悪とする考えも生まれて、卵に対する信仰心や食べることに
対する恐怖心(罰があたる)が広がりました。
.
しかし、江戸時代に入ると一般的に食べられるようになりました。卵に対する信仰心や恐怖心もなくなり、天秤棒の桶に卵を載せて「たまあーご、たまあーご」という売り声で街中を売り歩く「たまご売り」(行商)も現れました。
この頃には、たまご料理も色々作られるようになり、江戸時代の天明5年(1785年)に出版された有名な料理本である「万宝料理秘密箱」(まんぽうりょうりひみつばこ)という本の中にある「卵之部」(たまごのぶ)にある、めずらしいたまご料理の記載部分を掲載した「卵百珍」(たまごひゃくちん)が有名です。
「卵百珍」では、103種類のたまご料理が紹介されていて、黄身と白身がひっくり返ったゆでたまごである「黄身返しのたまご」は、その中でも特に有名な料理です。